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東拓真さん「墨でドローイングした100枚」展へ

2020.08.18


去る8/6、文星芸術大学ギャラリーで開催中の

「東拓真・墨でドローイングした100枚」展に行ってまいりました。


会場の文星芸術大学は、宇都宮市中心部から

日光街道を北西へ進んだ閑静な地にあります。


東拓真(ひがし・たくま)さんは、現在宇都宮短期大学附属高等学校の三年生。

高根沢町在住で、お母様泰子さんと一緒に当会「翔芸支部(鶴見芳花先生)」の会員です。

幼少時から書に親しみ、県内外のコンクールで大きな受賞経験者でもあります。


高校一年生の時、文星芸大のオープンキャンパスに参加、

美大に進学したいという思いを聞いた文星芸大准教授の中村寿生先生から

デッサン講習会への誘いを受けました。

その際、彼の引く線に類まれな才能をいち早く見出した中村先生の働きかけで、

今回の展覧会が実現したそうです。


一本一本の線を

主に大筆の鋒先を繊細に用いながら

丹念に緻密に描いています。


会場に詰めていたご本人―

会場内でも熱心にデッサンに取り組んでおられました。


ご本人にズバリ!聞いてみました―

Q「書道とデッサン、どちらが好きですか?」

A「デッサンです!」とキッパリ。

Q「どうして?」

A「書道は手本通りに書かなければならないから、限りがある。

デッサンは自由で楽しいから」


Q「書道でも古典の臨書といって、

絵画のデッサンに当たる勉強法がありますよ。

絵画での自然や静物にあたる書の「古典」を、

忠実に写実的に真似て書くことで、

技法や形を自分の手の中に入れる方法―。

拓真さんもこれから、絵画でのデッサンを通して

対象物をより「自分」に近づけて、

さらには自分オリジナルな表現を目指していってください。

そして書道でも、お手本そっくりに書くだけでなく、

古典の臨書を通して得たものを、自分というフィルターを通して、

「自己表現」に結び付けて欲しいと願っています。」

A「はい!」

と素直なお返事をいただけましたー!


東拓真さん!これから益々のご活躍を祈念しています!

★なお、文星芸術大学のご厚意で、この展覧会は会期延長~8/23(日)まで絶賛開催中(ご本人は不在)です。

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