臥龍会はひとりひとりの個性を大切にする
書道会です

本部ブログ

猪又宏孟先生書展へ!

2019.04.15


4/12から始まった「書・五十年の歩み 猪又宏孟書展」―
臥龍会一大支部「宮書」を率いておられる猪又宏孟先生初の個展を拝観に、
また祝賀会にもお招きいただき、
4/13~14、本部日賀野琢と平石彰之ふたりで
宮城県登米市まで伺いました―


会場は登米祝祭劇場 水の里小ホール


「父達生に書の手解きを受け、始めたのは昭和44年、22歳。
早いもので今年で50年になります。
念願でありました個展を50年という節目の年に開催できますことは
大変嬉しく思います。
昭和、平成、そして令和という新しい時代も研鑽に努め、書作・指導
に励みたいと思います」(展覧会パンフレットより)


モノトーンを基調とした円形ホールのモダンな会場に、
先生ご自身やお弟子さんたち手造りの特設パネルを施し、
最近作から28歳の旧作まで、書業50年に因んだ50点が
整然と展覧されてました。

28歳作「老子・第二十三章」


楷書・行草書・隷書、かな、詩文書・・、一作一面貌の作品群。
多種多彩な50点はまさに「宏孟ワールド」!!

そして会場内にはオルゴールのBGMが流れ・・、
ご門下の方々の配慮細やかな運営のもと、
来館者おひとりおひとりに「ようこそー」と笑顔で応対される宏孟先生。

先生の優しさと明るいお人柄に包まれた和やかな空間でした。

時を同じくして、赤澤豊先生と朴豊会の皆さん6名も来場―
メイン作品の前で記念撮影。


夜は市内のホテルにて記念祝賀会。

司会は、今回お手配等大変お世話になった
佐藤友美さん(本会教範)。

開宴に先立ち、眞賀部道賢さん(本会教範)はじめ
仏門のお弟子さん達によるお祝いの雅楽の演奏。

厳かで優美な旋律にしばし場内緊張ー、
曲が終わっても拍手さえ躊躇われ・・、
ていたところ、眞賀部さんから「どうぞ拍手を!」とww。


日賀野琢と赤澤豊先生の祝辞に続き、
ご門下代表から花束贈呈。
プレゼンターは高木操子さん(本会教範)と倉島千智さん。


続いて宏孟先生からお礼の言葉がありました。

↑はお弟子さんたちが先生に内緒で作成された記念の額をサプライズ贈呈。

とにかく宏孟先生は門下のみなさんに愛されているという印象。
みなさん異口同音に「先生だから今まで書を続けてこられた」と。

展覧会場でも、子供の頃にお世話になって30年ぶりに先生に会いに来たという方も見えていたり―。

これは先生ご自身が、書と書を志すご門下の皆さんを、心から愛しておられた証ですね。感動(@_@;)


※宮城行~番外編

今回我々本部スタッフ二人は、最寄駅くりこま高原にてレンタカーを借用。
現地まで向かいました。

登米市へ向かうルート、ちょっと寄り道。

こちらは渡り鳥の飛来地で有名な「伊豆沼」。
季節柄、帰ってしまった鳥さん達、ひっそりと静かな水面。


登米市迫町の町内にて―。第一村人!?×看板発見!
「宮城書道研究会」(宮書)のとある教室でした。
その後、市内ではいくつもの教室や看板を目にしました。

こちらは登米町にある旧登米高等尋常小学校校舎をそのまま教育資料館として保存公開している建物。
明治21年建造。国の重要文化財指定。
中は古き良き時代の備品に溢れ、超ノスタルジックな雰囲気―。

ちなみに「登米市」は「とめし」、「登米町」は「とよままち」と読むそうです。

こちらは北上川。東北地方最大、日本全国でも4番目の規模の河川。
勾配がかなり緩いらしく、川面はゆったりと穏やかに静かに・・。

こちらは長沼ボート場。復興五輪を掲げる東京五輪のボート・カヌー会場として一昨年、候補地に挙がったものの、残念ながら外れてしまった因縁の地。
とても雄大で綺麗なロケーションでした。

ここの桜はまだ2.3分咲き。東北の桜前線は仙台を越えたあたり。
これから大型連休にかけて、見ごろを迎えるようです。

今回の一泊二日の出張、多くの出会いと感動があり、
大変有意義な二日間でした!

猪又宏孟先生はじめ、ご門下の方々、大変お世話になりました!
また近い将来お邪魔致します。ありがとうございました。

本部は明日5月号発送します。

そして、いよいよ「朴豊展・おもしろかんじのフェスティバル」が明後日開幕です!お楽しみにー!

topに戻る