去る9/19から9/22まで「第14回清朋会書展」が、新装された栃木県総合文化センター第3ギャラリーで開催されました。
県内書道展のメイン会場として多く利用される総合文化センター。
約一年の改装で、よりきれいに、また展示用レールの増設などにより、
とても使いやすくなったと評判上々。
サインボードも見やすくわかりやすくなりました!
清朋会代表で臥龍会審査員でもある髙橋香代子さんがお出迎え―。
清朋会は、臥龍会審査員であられた故大塚清岳先生が創設された社中です。
先生のご逝去後、会員の皆さんが先生の遺志を継いで毎年綿々と開催しています。
髙橋さんは5点の出品。
お得意の六朝風楷書は堂々たる風格、
朱色蠟箋に挑んだ張瑞圖の臨書は墨気が満ち満ちて圧巻。
12名中、紅一点ww!の山本榮山さんは、元高校体育教師(男性です)。
来年卒寿をお迎えになられますが、周りを女性に囲まれ益々ご壮健。
今回は7点の出品に加え、冒頭↑の立て看板や、会場案内板、
さらに全作品のキャプションまで全部、山本さんの筆によるもの。
臥龍会会長が独断で選ぶ「会長賞」には
髙橋竹游さんの「臨・爭座位文稿」が選ばれました。
東博で開催された「顔真卿展」が記憶に新しいところ―、
拓本の雰囲気をうまくとらえて、とても温かみ溢れる好臨です。
「毎年、会員の皆さんがこの展覧会の開催を楽しみにしながら、練習に励んでいます」とは代表の髙橋香代子さんの弁。
「続けられる限り、頑張ります!」とも。
天国の大塚先生も遠くの空から見守ってくれていることでしょう。
清朋会の皆さん!益々のご健筆をお祈りし―
大変お疲れ様でした!