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第14回清朋会書展から

2019.09.26


去る9/19から9/22まで「第14回清朋会書展」が、新装された栃木県総合文化センター第3ギャラリーで開催されました。


県内書道展のメイン会場として多く利用される総合文化センター。

約一年の改装で、よりきれいに、また展示用レールの増設などにより、
とても使いやすくなったと評判上々。

サインボードも見やすくわかりやすくなりました!


清朋会代表で臥龍会審査員でもある髙橋香代子さんがお出迎え―。

清朋会は、臥龍会審査員であられた故大塚清岳先生が創設された社中です。

先生のご逝去後、会員の皆さんが先生の遺志を継いで毎年綿々と開催しています。

髙橋香代子さん「徐晞詩・感懐」

髙橋香代子さん「馬戴詩」

髙橋香代子さん「宣宗詩」

髙橋香代子さん「臨張瑞圖草書李夢陽詩軸」

髙橋香代子さん「令和」

髙橋さんは5点の出品。

お得意の六朝風楷書は堂々たる風格、

朱色蠟箋に挑んだ張瑞圖の臨書は墨気が満ち満ちて圧巻。


12名中、紅一点ww!の山本榮山さんは、元高校体育教師(男性です)。

来年卒寿をお迎えになられますが、周りを女性に囲まれ益々ご壮健。

山本榮山さん「百壽」


今回は7点の出品に加え、冒頭↑の立て看板や、会場案内板、

さらに全作品のキャプションまで全部、山本さんの筆によるもの。


臥龍会会長が独断で選ぶ「会長賞」には

髙橋竹游さんの「臨・爭座位文稿」が選ばれました。


東博で開催された「顔真卿展」が記憶に新しいところ―、

拓本の雰囲気をうまくとらえて、とても温かみ溢れる好臨です。

安田尚蓮さん「臨・居延漢簡」

松島芳子さん「夕やけ空・・」


「毎年、会員の皆さんがこの展覧会の開催を楽しみにしながら、練習に励んでいます」とは代表の髙橋香代子さんの弁。

「続けられる限り、頑張ります!」とも。

天国の大塚先生も遠くの空から見守ってくれていることでしょう。

清朋会の皆さん!益々のご健筆をお祈りし―

大変お疲れ様でした!

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