一昨日10/24(木)から「第41回頂門會書展」が始まりました。
会場は今年に限り宇都宮市南図書館ギャラリー。
5月の竹心会展でもご紹介した会場―JR雀宮駅に直結し、きれいに整備された一角にあります。
今回展は20名の会員により、総出品数65点。
主宰吉田竹溪先生の絶妙なプラニングで
狭小なスペースを有効活用、実にすっきり整然と陳列されています。
臥龍会審査員吉田竹溪先生は5点の出品。
最近取り組まれている篆書の大字、雄渾な行草2行、流麗な仮名、山頭火の調和体、さらに―
スタートして17年目を数えるという会員共通の課題、<平安の三色紙>から、升色紙の臨書。
御年83歳とは思えない精力的な活動のご様子に脱帽です!
御奥様の吉田長子先生(臥龍会審査員)の出品は4点。
継色紙風の大作、韋應物の詩を正方形に丸く収めた作、王羲之を髣髴とさせる瀟洒な半切行草、共通課題の升色紙臨書。
中央の一壁面全部を飾り、存在感抜群―。
今回、誌面掲載の取材にご協力いただいたのは、本部審査員の大輪無崖先生、神長雪華先生、新井幽石先生、髙橋香代子先生。
次号の巻頭に掲載される8点の作品を選んでいただきました。
毎度、会長が独断で選出する「会長賞」には、
小野悦子さんの仮名作品が決まりました。
北原白秋の歌を、変体仮名をうまく配して、さらりと仕上げられた佳作です。
創立者髙橋竹瑞先生の御遺志が脈々と受け継がれている頂門會。
会場に貼られた吉田竹溪先生の御挨拶文―
「心をかたちにするよろこびを追求する」という一節に
大変感動!胸が熱くなりましたー。
来年は古巣の県総合文化センターギャラリーに戻られるそうです。
「第41回 頂門會展」は明日27日(日)まで絶賛開催中――。