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第41回 頂門會書展 開催中!

2019.10.26


一昨日10/24(木)から「第41回頂門會書展」が始まりました。


会場は今年に限り宇都宮市南図書館ギャラリー。

5月の竹心会展でもご紹介した会場―JR雀宮駅に直結し、きれいに整備された一角にあります。


今回展は20名の会員により、総出品数65点。

主宰吉田竹溪先生の絶妙なプラニングで

狭小なスペースを有効活用、実にすっきり整然と陳列されています。


臥龍会審査員吉田竹溪先生は5点の出品。

最近取り組まれている篆書の大字、雄渾な行草2行、流麗な仮名、山頭火の調和体、さらに―

スタートして17年目を数えるという会員共通の課題、<平安の三色紙>から、升色紙の臨書。

御年83歳とは思えない精力的な活動のご様子に脱帽です!


御奥様の吉田長子先生(臥龍会審査員)の出品は4点。

継色紙風の大作、韋應物の詩を正方形に丸く収めた作、王羲之を髣髴とさせる瀟洒な半切行草、共通課題の升色紙臨書。

中央の一壁面全部を飾り、存在感抜群―。


今回、誌面掲載の取材にご協力いただいたのは、本部審査員の大輪無崖先生、神長雪華先生、新井幽石先生、髙橋香代子先生。

次号の巻頭に掲載される8点の作品を選んでいただきました。


毎度、会長が独断で選出する「会長賞」には、

小野悦子さんの仮名作品が決まりました。

北原白秋の歌を、変体仮名をうまく配して、さらりと仕上げられた佳作です。


創立者髙橋竹瑞先生の御遺志が脈々と受け継がれている頂門會。

会場に貼られた吉田竹溪先生の御挨拶文―

心をかたちにするよろこびを追求する」という一節に

大変感動!胸が熱くなりましたー。


来年は古巣の県総合文化センターギャラリーに戻られるそうです。

「第41回 頂門會展」は明日27日(日)まで絶賛開催中――。

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